朝もやの中で

光と音について

写真のこと

写真、枯れる前にね

花は落ち、植物は枯れる ので写真に撮られることが多いのでしょう。元々そんなに植物を注視する生活をしてこなかった身としては、写真を撮ることでよく見ることになりました。 そうすると、1週間という時間、1日の中でも、その日の天気や気候によっても、ど…

写真、学舎にて

ふとしたきっかけで 学校の建物内に入る機会があった。人の気配は少なく、電気が少ない教室は本当に静かで、誰もいない。もう随分昔から、ずっとそうだったように感じられたが、本当はついさっきまで授業を受ける生徒がザワザワとそこにいたはずなのだ。 中…

都会の空は狭いらしい

見上げると建物の影 が見えるというくらいには、都会の空は狭いらしい。ご近所でも川沿いでない限りは、周りをマンションやらなんやらで囲まれていて日当たりが心配になる。洗濯物がちゃんと乾くんだろうか、とかね。 空を見上げると壁とセットになるならば…

影の抽象

1番身近な抽象的なもの として影がある。と思う。ゆるふわなものから、きっちりした直線まで、何でもあり。朝から晩まで、何かしらの影が出ているので足りないということもない。いつでもどこでもあるのが当たり前だから、「幽霊には影がない」みたいなこと…

ルックアップ・クラブ

そういうタグがインスタグラムにあったので 撮り方、見方の好みという点で万国共通なんだなぁ、と妙に納得と共感。普段常に見上げながら歩いている人はそういないだろうから、いつもとは違った視点ということになるし、なにより空も入るしね。晴れた日に、見…

ランダムアクセス

記憶の記録をする写真 という見方もあると思いますが。普段あまりそういう考え方で撮っていない気がする。ただ、楽しいことがあった時や、人が大勢いる場所など、普段撮らないけれど上手に撮れたらすごく良いだろうな、そんな写真を渡せたら喜ばれるだろうな…

イエロー・マジック

色は色々ですが 街中では不自然な原色に溢れ、その中でも、黄色の浮き立つような存在感が好きで、立ち止まる。 危険信号、注意して呼んでね、陽気な明るさの演出。用途によって様々な意味はあるけれど、総じて注意喚起の意味合いが強い色なので、立ち止まる…

雨上がりの朝に

散歩がてらに公園へ行くと 何にもないし誰もいない。光も不十分で影も明確じゃない。こういう時に何とか何かをしようとしても、あんまり良いことにならない。負けると分かっていて挑む負け戦のような感じ。 花により、草に寄り、木を見上げてみても、何だか…

無機質なものに近づいて

近寄ると見える ものもあるかもしれない。接写の魅力は普段見えないものが見える感じだろう。きっと接写用のレンズがあると色々なものが撮れるんだろうな、と。 今はズームで寄るか、カメラ自体を近づける。たまにレンズがカツンとぶつかる。傷がつかないか…

写真、何を撮っているのか問題

何を撮っているの? と聞かれると、答えるのが難しい。線と、面と、光。たまに、色。そんなことは言いづらいので、街中のちょっとしたものを撮っている、特に影なんか好きですね。が正答例だろうか。 それはそうと、実際に何を撮りたいんだろう?というのは…

写真、幕が上がる(上がらない)

覆うものは魅力的なので 立ち止まっては撮ることにしている。工事現場の覆い、なにかに掛けられたビニール袋、自転車やバイクをくるむカバー。 そのシワや影は常に移り変わるので、水面などと一緒のカテゴリーだ。一定ではなく姿形を変えてしまうもの。 しか…

水たまりに映るものは

昔のドラえもんの映画では ドラえもん達が、おざしき釣り堀という道具で、水面の向こうの世界に出入りをしていた。水面にも空が映るわけで、その先にもう一つの世界があるという発想は自然というか、納得してしまう。 何かを撮ろうとして雨上がりの町を歩い…

旅のおもひで

旅先では写真が撮れない あまり頻繁に旅行には行かない。だからこそ、行った時は目の前のものを楽しむことに集中する。 美術館で自由に写真が撮れるとしても、何とか脳裏に焼き付けたり、何かを受け取ろうと目を凝らし、距離を取ったりちかづいたり。 そうし…

何か薄っすらとした光

秋冬らしい写真って どんなものだろう。そう考えると、何か薄っすらとした光があるような写真がいいのではないかと思った。漠然としたものや、予感を感じるもの。 現実には、秋が感じさせる予感というのは冬の到来だろう。暖かく気持ちの良い季節の終わり、…

写真、みどりのもの

光が透過するような 薄い葉っぱなんかが好きです。だから木があると下から光を覗き込む。幹の表面、幹と風景との境界線、枝と葉っぱの形、葉っぱと空の関係性。 それらはもっと追求する価値があるんだろうな、となんとなく思う今日この頃。 秋が深まれば、色…

また、夜に現れるもの

夜は再現性が高いから 一度良いと思った場所を、また同じような光の条件で撮ることができるだろう。そう思っていたけど、夜に撮りに行くこと自体にパワーを使うので、最近はめっきりやらなくなりました。(というかちゃんとやってみたのは2回だけ。) また、…

光あるところ必ず

影が落ちるのだ。 そして、太陽の位置が変われば影の出来方も当然変わるので、楽しみ方は色々。 朝からギラギラ晴れている休日、早く目が覚めたことを口実に近所に散歩に行くのがここ最近の楽しみで、その時に太陽の位置と角度を考える。 時間的な要素と空間…

やっぱりお花を摘みに

それでもやっぱり難しい ね、ってことが感じられます。もっときれいなものが撮れているような気がするんだけど、そんなことはなかったぜ、という感じ。 花を撮った写真 これは少し前、アサガオが咲いていた頃に撮ったもの。午前中から晴天、気持ちの良い1日…

森ボーイ&森ガール

森というには規模が小さい 割と近所の公園?庭園?を散歩した時に、写真を撮ってみました。 これはまたこれで、植物と同じようにその道のプロというか、好きな人が撮るべき領域なんだろうなーと感じながら。 林を撮った時の写真 もうちょっと光りと影の形に…

夕方と壁の光

白い壁は光を反射するので 晴れている日にみるとまぶしく、写真に撮ると映える。特にモニターなんかで見ると、色の眩しさが引き立っていて楽しい。 朝焼け、夕焼けの頃には傾いた太陽光が白い壁に薄い色を塗るようで、これまた見て楽しめる。駐車場に面して…

パイプとフラット

建物を這うパイプ は、平面の上に立体的な直線を引くもので、光があると壁に影を落とす。ものすごく当たり前のことなんだけど、注意してみるとなかなか面白みがある。 ただ壁だけでは面白くないな、という時にパイプと壁との関係性に注目すると、距離と角度…

工事現場にやっぱり惹かれて

シートで囲まれていると 直線の多さ、変化の多さ、工事中の賑やかさに比べ休日の静けさ。やっぱり工事現場には惹かれるので足が向く。 あんまりにも朝早くから工事現場の柵にひっついてカメラをパシャパシャしていたもので、道行く人に振り返られる始末。気…

町の隙間に何が見えるか

町の中は建物が密集している ので、広々とした眺めの写真は期待できない。でも何か撮りたい気分の時は、町の隙間を撮ってみることにする。 陽の光が強い時などは、思わずドラマチックなコントラストが生まれて、楽しくなってくる。 物と物の間の隙間って、垣…

写ルンですは写るんですが

試しに撮ってみたのです が、やっぱりフィルムに慣れてないのでピンと来ないなど。 昔の写真には3つの魔法がかかっていた、たぶん。撮影時のレンズとカメラの魔法、フィルムの魔法、プリントの魔法。現実とは違う写真の世界を作り出すための3つの魔法だ。た…

過ぎ行く夏を惜しむのです

ぎんぎんぎらぎらの夏 なんです。夏だったんです。 暑さが弱まるのは嬉しく、日差しが弱まるのは惜しい。そんな感じ。ただ、家の周りの風景が、光の当たり方が、季節の動きに合わせて変わるのは、想像するだけで楽しみ。 夏を惜しむ写真 というか、8月末頃に…

東京は夜の22時

人気がないのは良いことかもねと 夜の写真を撮りに行ってみる。夜は光が少ないので、すぐにブレブレの写真になってしまっていけない。 amazonで安くて評判の良い三脚を買って、三脚を使って撮ってみる。なかなか水平にならない。 カメラの撮影ボタンを押すと…

工事現場に惹かれて

建築ラッシュな町に 東京オリンピックが近いことが関係しているのか、町のあちこちで大小様々な規模の工事が行われている。 工事現場は柵やシートで覆われ、その姿を隠すが、柵で覆われる前、覆われた後にも隙間から、様子をうかがうことができる。 巨大なも…

写真、ちょっとお花を摘みに

花を撮るのは 難しくもあるし、なんとなく気が進まなくもある。花を撮る人は大勢いるだろうし、ものすごく上手に撮る人も多いだろう。 ただ、町中を歩いていて、裏道などで小さな色を見つけると、やはり撮ってみたくなる。あたり一面のお花畑よりは、鉢植え…

Light in August, Later

8月の終わりは 毎年なぜか少し切ない。少しだけ。 もう長い夏休みは無いし、今年も派手な日焼けはしなかったなぁ、と毎年思うし、でも肌が弱いから大体肌荒れをしていて皮膚科に行かなければ、夏はこれだから困る。と言いながらも、過ぎ去る季節を惜しむ感じ…

写真、水面に映るもの

川の近くに住んでいるので 水面を眺める機会が増えた。ちょっと思い返すと、今ほど川に近い場所に住んでいたことはない。歩いてすぐに川の堤防に行ける距離にいるから、たまに川の湿度を感じるような時があるし、海からはかなり距離があるはずだけど、なぜか…