影の抽象
1番身近な抽象的なもの
として影がある。と思う。ゆるふわなものから、きっちりした直線まで、何でもあり。朝から晩まで、何かしらの影が出ているので足りないということもない。いつでもどこでもあるのが当たり前だから、「幽霊には影がない」みたいなことになるんだろうな。
昔の人は影をなぞって、初めての写実に踏み出したかもしれない。と、ふと思った。影がくっきり、長く地面に落ちていたら、それをなぞってみようと思った人はきっといただろうな。最初はなんとなく、そのうち凝ってきて、段々と正確になぞっていく。そうして上手になぞれる人が、絵かきの第一号だった、というような。
写真
ふんわりからくっきりまで、木の影を諸々。影は引き立て役ではなくて、主役!のときもある。
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朝と夕方は太陽の光度が低いので、影は横に長く伸びます。そこをパシャリと捉えたい。長く伸びた影は、それだけで存在感があるから。