そう睨みなさんな
と、近所の猫に言いたい。
住宅に囲まれた小さな公園を抜けると、数十秒のショートカットになる。朝は緑の気配を感じたいということもあり、このショートカットに向けて小さな通りに入っていく。通りの行き止まりには不自然に白い社宅があるが、その手前に植木鉢に囲まれた木造住宅がおもしろい気配を出していて近寄る。
そうすると、植木鉢の塊の横に小さな黒い塊、猫が鋭い目つきでこちらを睨みつけている。ちっとも逃げる気配はなく、邪魔者がいなくなることを待ちに待っている。ので立ち去る。目をそらして立ち去る。眼力に負けるのだ。
猫に近づけば写真を取れるかもしれない。恐ろしく警戒して飛びかかろうとする、凶暴な野性的一面が。
地面周辺の写真
落ちていたり、ヒビが入っていたり、光ったり。地面はいつも楽しませてくれる。
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パイプはともだち。